低学年の読書感想文の書き方や書きやすい本!書き出しのコツは?
2016/07/18
夏休みなどの長期休暇は特に子どもにとっては嬉しいものですが、宿題を先延ばしにする人も多いのではないでしょうか(笑)。
例えば読書感想文は悩む人も多いですね。
特に小学校低学年の場合は、書き出しや書き方のコツ、書きやすい本など、親側が戸惑うことも。
今回はそうした悩みに何か良い方法はないか調べてみました。
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書きやすい本は何がある?
まずは本選びですが、例えば公益社団法人・全国学校図書館協議会から毎年発表されている『課題図書』は、学年別に読みやすく、感想文を書きやすい本が選定されているため、おすすめです。
小学校低学年(2016)の場合だと、
・ボタンちゃん(PHP研究所) 作・小川洋子 絵・岡田千晶
・ひみつのきもちぎんこう(金の星社) 作・ふじもとみさと 絵・田中六大
・みずたまのたび(西村書店) 作・アンヌ・クロザ 訳・こだましおり
・アリとくらすむし(ポプラ社) 写真と文・島田たく
他にも、昔から何十年も読み続けられている定番の本や、教科書に載っている本を選ぶのも良いと思います。
・スイミー(光村図書出版) 作・レオ・レオニ 訳・谷川俊太郎
・ふとんかいすいよく(あかね書房) 作・山下明生 絵・渡辺洋二
・そらいろのたね(福音館書店) 作・中川李枝子 絵・大村百合子
・もちもちの木(岩崎書店) 作・斎藤隆介 絵・滝平二郎
・大きなかぶ(福音館書店) 再話・A・トルストイ 訳・内田莉莎子 絵・佐藤忠良
その他、同世代の子供が主人公のお話や表紙の絵が好みの物、まずは子ども自身が興味を持てる本を選ぶのが重要だと思います。興味を持って読める本は、読書感想文を書きやすい本なのです。
本を読むときのポイント
読書感想文なので、もちろん感想文を書く前に本を読まなければなりません。なかには本を読まずに適当に感想文だけ書く猛者もいるかもしれませんが、良い子はマネしないようにしましょう(苦笑)。
実際に本を読むとき、自分で一気に読んでしまう場合や読書に慣れている場合は安心ですが、小学校低学年の場合は、なかなか集中力も続かずに飽きてしまう場合も多いと思います。
そのときは、親が一緒に「読み聞かせ」をしても問題ないと思います。
そのうえで
「どの場面が面白いと思った?」
「その場面で○○(登場人物)は、どう思ったのかな?」
「そう考えた理由は、どうしてなの?」
などと、読書感想文の中心になるポイントを、お子様から聞き出して、メモに書いておいてあげましょう。
書き方のコツは?書き出しの例も
いよいよ本番、読書感想文を書きます。内容は読書後のお話で決まっているのですが、最初の書き出しに迷ってしまって、なかなか書き始められない事も多いですよね。
実は『書き出し文』にはコツがあります。
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まず内容には触れず、本と自分の関わりを書きます。
1、どうしてこの本を選んだのか
2、読書後に1番強く思った感想
3、読書前の自分の事
4、読書後の自分の事
5、本の説明
などが書きやすいと思います。
例として
1なら「表紙の絵が面白かったので選びました」
2なら「大声を出して笑ってしましました」
3なら「この本を読むまで犬が嫌いでした」
4なら「僕もこれからは家のお手伝いをしようと思いました」
5なら「この本は可愛い金魚が主人公です」
などの書き出しが出来ると思います。
本人が1番書きやすいものを選んで書き始めると、
それ以降もスラスラと書き進められるのではないでしょうか。
読書感想文の中で1番難しい書き出し文ですが、実はココが1番重要なんです。
最初の文章で読む側の興味をひけると先まで読んで貰えるし、
読書感想文としてとても良い仕上がりになるので、書き出しには工夫してみて下さい。
今回のまとめ
読書感想文を書く場合
・書き出し
・内容
・まとめ
と、大きく3つの段落に分けると、書きやすくまた読みやすくなります。
気持ちもよく伝わるので最初に分けておきましょう。
「先生やお友達にお手紙を書くような気持ちで書いてみたら?」とアドバイスしてあげて下さいね。
書き上がったら自分で音読してみると、文章や接続詞の間違いに気付きやすいと思います。
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